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2017年8月16日 (水)

3プロローグその3

あ、みんなお疲れー

ふくちゃんおつー

譜久村さんお疲れ様です
メンバー、ならぬ部員を待つこと数十分。最初に到着したのは聖ちゃんだった。
聖ちゃんお疲れー

あれ?香音ちゃんどうしたの?なんだか表情くらいけど

え?そう?
あまり意識はしていなかったけれど、どうやら不可思議な現象に巻き込まれているうちにわずかながら表情が暗くなっていたようだ。そこに気づく聖ちゃんはさすがリーダーだと思った。まあ、今はそうじゃないみたいだけども。
さすが部長、部員の小さな変化にも気づけるんだね

ですねー

この世界ではリーダーではないけれど部長ではあるようだった。どうやら少なからずではあるけれど元の世界とリンクする部分はあるようだ。
そんな大げさだよ。香音ちゃんは聖にとって妹みたいなものだから。いつも観察しているから気づけただけだよ


妹みたいに思ってもらえるのは嬉しいけれど、観察と言われると素直に受け入れられない部分あったりする。まさか、現実の聖ちゃんもそんな事してないよね?ね?
で、何かあったの?

そうそう香音ちゃんなんだけど、うちらの事覚えてないみたいなんだよね

え?記憶喪失って事?でも、聖の名前は覚えてたよね?

難しいんですけど、私たちの事は覚えてるんですけど、それは別の私たちというか


聖ちゃんはとても不思議な表情をしていた。確かに、あんな説明では意味が分からないだろう。ただ、今のあゆみちゃんの説明が一番的を得てるといえばそうだったりもするのだけど。

こうして混乱する聖ちゃんにダメ押しを里保ちゃんは押した。

しかもだよ、ふくちゃん

なに?

香音ちゃんの記憶では、私たちアイドルらしいよ
里保ちゃんはそういうのだった。今でもなかなか状況の説明が行き届いていないというのに、その話をしてしまったら余計話がこんがらがるじゃないか。そう思ったけれど、聖ちゃんはなぜか表情を輝かせていた。
え、香音ちゃんがアイドル?

ん、まあ

あの、変だよね、やっぱり私がアイドルとか

香音ちゃんのアイドル姿、すごい観たいんだけど!!

は?
妙なリアクションを見せる聖ちゃんだった。

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