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2017年8月17日 (木)

彼氏との別れ

私は欲望に敏感です。

肉体的快楽を味わってしまうと
その刺激が頭から離れません。
そしてその肉体的快楽を味わう為に
肉体への刺激以上に重要なのが
精神を支配される事です。
自分の力では抗えず、
嫌させられている、
使われてしまっている、
というシチュエーションによって、
肉体的快楽が何倍にも膨れ上がります。
むしろ、その圧倒的な力によって組み敷かれていないと感じないこともあります。
いえ、感じないというよりは肉体と精神が一致せず、性感帯を刺激されているだけの行為になってしまいます。
私はいつの頃からか思い描いていた
飼われたいという願望を叶えることができました。
こんなに素敵で刺激的な毎日が訪れる事をずっと夢見ていたんです。
きっと普通の女の子が素敵なお嫁さんになりたいと願うように私は魅力的なペットになりたかったんです。
飼われる前の私は遠距離の彼氏に振り回され
泣いていない日のほうが少ないくらいの毎日でした。
それでも大好きな彼氏だからと思い込ませて
自分は幸せだと言い聞かせていました。
そんな私はきっと公園で段ボールに入れられて
捨てられてしまった子猫のようだったんだと思います。
そんな公園で捨てられて泣いている私を
ご主人様は拾い上げてたくさんの言葉をかけて
私を安心させてくれました。
それまで不安で泣いていた私は、今まで一度も言われたことのないようなたくさんの優しい言葉をかけられて嬉しくて泣くようになりました。
ご主人様と出会う前の私は、遠距離の彼氏に飼い主の要素を求めていたんだと思います、
私を振り回す彼氏の言いなりになることで。
でも、ご主人様があらわれたことで、彼氏が飼い主という存在になり得ないただのわがままであることを痛いほど思い知りました。
ご主人様から日躾をいただく中で彼氏の存在がどうでもよくなり、
どうでも良くなった彼氏からのわがままを私は受け入れることができなくなっていきました。
なんで私ばかり彼のために関西まで行かなきゃいけないの?
なんで2泊で関西に行ったのに会えるのは1日分の時間しかないの?
今までは好きだからで解決していた気持ちの部分が好きだからでは解決できなくなっていました。
ある時ご主人様から、無理矢理彼氏に会いに行って彼氏とのセッスを動画撮影してくるようご指示いただきました。
私にとって久し振りに会った愛しいはずの彼氏とのセッスは苦痛以外の何物でもなく、
唯一私を淫らにさせたのは、その気持ち良くない彼氏とのセッスはご主人様からのご指示という私を強制させるシチュエーションでしかありませんでした。
ご主人様に見ていただくためのセッスを心掛け、
ご主人様に見られていると思えた時に
不思議と苦痛なはずの彼氏との行為で絶頂を迎える事ができました。
私はそんな状況にいながらそれでも大好きだった彼氏との別れを踏み出せずにいました。
私はひどい女だと思います。
ご主人様に一言別れて来いと言われれば喜んで別れられるのに、別れを強制しないご主人様を恨めしくも思いました。
そして私は自分では決められない別れの決断を彼氏に委ねようと考えたのです。
私が切り出した言葉は
距離を置こうと言われたり、振り回されたり、会いに行っても放置されたりするのが耐えられなくなってきた。最近ずっと別れることを考えてしまってる
という台詞です。
すると彼氏は
俺はお前の望む男に変わることはできないから、お前がそう思うなら別れよう
というなんともあっさりした答えでした。
引き留めてくれなかったことで、私はたくさん泣きました。別れたかったはずなのに、どうしても寂しくて辛くてたくさん泣きました。
そして私は思いを断ち切ることができたんです。
後で知ったことですが、彼氏と別れたその23日後には新しい彼女と写る写真が彼氏のFacebookに公開されていて、二股を掛けられていたんだなぁ。
なんてぼんやりその事実を自分の中で消化することになりました。
もっと言うと、別れた翌日に彼氏から念を押す電話が掛かってきたんです。
本当に別れるのか?良いんだな?
私は
自分からばっかり別れたくないと言い続けるのはもう嫌だ
と泣きながら彼に訴えかけましたが、彼は
そっか、分かった
とだけ言って電話を切ってしまいました。
ご主人様に彼氏とお別れしたことを報告すると。
決断しちゃったんだな。仕方のない奴隷だ。
と言われてしまいました。
ご主人様は別れたことを怒っているのかな?
ご主人様は私を飼うことは面倒だと思ってるのかな?と不安になっていると、
これからは自分の幸せをちゃんと考えなさい。これからは相手の顔色を伺う事はやめなさい。これからは俺の隣にずっといなさいそう言ってにっこり笑って私の頭の上に手を置いて、ガシガシ頭をなでてくれました。
私はそれまで我慢していた何か、張りつめていた感情の糸のようなものがいっきにゆるみ
悲しいのか嬉しいのか分からない涙が目から溢れ、自分の手の甲を濡らしていました。
色な感情が心の中で暴れているようだから、そのままで良い、ゆっくりたっぷり泣きなさい。大丈夫だから
そうご主人様に言われた私は、その言葉の通り、ご主人様に頭をガシガシなでられながら泣き続けました。
辛くて悲しくて寂しくて、今まで彼氏と過ごした楽しかった思い出がいっぱいよみがえり、そしてひとつひとつ消えていきました。
すべての思い出が私を通り過ぎていったのか私はようやく落ち着き、あらためてご主人様のほうを見ました。
ご主人様はずっと前だけを向いていて、そして私に言いました。
あいこは幸せになるために生きているんだよ。人は誰もがそうあるべきなんだ。一生懸命幸せになりなさい。ずっと隣にいてあげるから
それから私はご主人様だけのものになりました。
私はご主人様の事だけを考えるようになりました。
私はご主人様からの指示を喜んで受け入れる女にようやくなることができました。

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